興味・関心の持ち方
こんにちは。稲垣陽子です。
11月に入り、秋も深まってきましたね。
昨日、いつもはバスで帰ってくる息子を、用事があったので、幼稚園まで迎えに行きました。帰りのご挨拶とともに、子供達が教室から出てきます。
子供達は、いつもはいない私を見ると一様に「Kくんのお母さんだ!」と声をかけてくれます。
そして、「Kくんは今からどこに行くの?」と聞いてくるのです。
しかもほぼ全員。
その度に「今からお買い物に行くんだよ」と伝えます。
それで会話は終わるのですが、「どこに行くの〜?」と屈託なく聞いてくる感覚、これがまさにコーチング的「興味・関心」の原点だと思いました。
コーチングのベースには相手に対する「興味・関心」が存在します。
ここで言う「興味・関心」とはその人の存在に興味を持つことではありません。性格や思想的に関心を持てない人はたくさんいます。
そうではなくて、その人がなぜそういう行動、考えを持つのか、という「行動や思考」について興味・関心を持つ、というのがコーチング的「興味・関心」だと思います。
今、なぜそういう行動をとったんだろう?
今、何を考えているんだろう?
なぜいつもこういう行動をとるんだろう?
今日はいつもと何が違うんだろう?
そんなところから、「今日はどこ行くの?」「髪の毛切ったんだね」「今日はいつもより調子が良さそうに見えるよ」そんな言葉が自然と出てくるんだと思います。
もちろん、TPOをわきまえて、言葉とタイミングを選ぶ必要がありますが、ベースの「興味・関心」は大人になっても忘れたくないですね。