「不思議なご縁」が教えてくれること

あなたは今、自分がやっている目の前のことにどれだけ自信を持っていますか？
正直、私はずっと自信がありませんでした。

プロのコーチとして、１０年以上の月日が経ちましたが、
「私ってコーチング下手だよなぁ～」と、ついこの間まで常に反省していましたし、
（コーチに向いていないかも・・）と思ったことは数知れず～笑。

でもそんな時に必ず不思議なことが起こるのです。

私は転勤族だった父の関係で、幼少時代何度も引っ越しをしていました。
だいたい２～３年に一度。ですので、全く記憶がなかったり、それっきりで
行ったこともない土地もたくさんありました。

でも、コーチとして仕事をしてから・・・
なんと、そういう土地にある会社さんや団体さんからお仕事のお声をかけていた
だくのです。

例えば、私の生まれは兵庫県の西宮です。
しかし、０歳の時に引っ越しをしたので全く覚えていませんし、引っ越して以来、
足を運んだことはありませんでした。
でも今、とてもお世話になっている会社さんは本社が西宮。
毎回西宮市役所の前を通るたびに思わず手を合わせてしまいます。

その次に引っ越したのが栃木県の宇都宮。
これも全く覚えていませんでしたが、２００８年より宇都宮大学にご縁を頂き、
年に一度は訪問しています。
おかげで父母を旅行に招待し、以前住んだところを探索しにいくという親孝行の
機会にも恵まれました。

また先日ご依頼のあった会社さんは、小学校の頃に住んでいたところから２-３Km
しか離れていないところ。
当時は原っぱで「将来ここに地下鉄が通り大きなニュータウンが出来るんだよ」と
言われてましたが、とても信じられなかったことを覚えています。

その他、学生時代にバイトをしていたところの隣りのビルにある会社さんからご
依頼をもらったり、など、不思議なご縁がおこるのです。

しかも、決まって、
「あ～コーチには向いていないな・・」
「私がコーチングをしていいのかな・・」
と、ちょっと弱気になる時に、そんな話が舞い込んでくるのです。

まるで、先祖様なのか、コーチングの神様？なのかは分かりませんが、
「続けなさい」
と言われている気分です。

こんな「不思議なご縁」ですが、どうでしょう、皆さんにもありませんか？

このメルマガをご覧頂いている方の多くは社長さんだと思いますが、
恐らく多くの社長さんがこの「不思議なご縁」によって今のポジションに
いらっしゃるのではないでしょうか。
今まで何人もの社長の方にお会いしましたが、どうしてもこのポジションに
なりたくてしがみついてきた、という人にはあまりお会いしたことがありません。
それよりも、狙ってはいなかったけれど、たまたまこんなタイミングがあって・・
など、不思議なご縁で社長職についた話はよく聞きます。

自分は家業を継いだだけ、長男だから、という方も、きっと絶妙なタイミングが
あったはずです。
実際に次男で家業を継ぐ人や親戚で家業を継ぐ人なども皆さんの周りには結構
いらっしゃいますよね。するとやはりあなたが家業を継ぐというのも
「不思議なご縁」があるように思います。

「不思議なご縁」が今の立場や地位を導いてくれた・・とすれば、
無理矢理流れを作り出して引き寄せることよりも、すでに流れているものに真摯
に向き合い取り組んでいけばいいのでは、とも思います。

大事なのは作り出す能力よりも、向き合う勇気だったりするのかもしれませんが。

今日もステキな一日を！